出生前診断

高齢出産で心配されるリスクで多いのは、赤ちゃんが障害を持って生まれてくるのではないかということではないでしょうか。
たしかに卵子の老化により染色体異常が起こる、つまりダウン症などの障害を持って生まれてくる確率は若い人に比べて若干高くなります。

出生前診断とは赤ちゃんがまだお腹にいる状態で赤ちゃんの病気や障害を検査して診断する事で、妊婦さん全員が受けなければならないものではありません。
毎年、5千人~6千人の妊婦さんが受けていて、その大半が35歳以上の人です。

では、出生前診断とはどういった性質のものでしょうか。
出生前診断を受けることによって、お腹の中にいる時に病気を知ることで胎児の時から治療を始められるなど、医療の発展に伴い良い事もあるのですが、同時にお腹の中の小さな命を諦めてしまうという選択も与えられるということです。

しかも、現在行われている検査は、たくさんある先天性の異常のごく1部にすぎず、決して確かなものではないという検査です。
そして人の幸せとは何でしょうか。
染色体異常の人は6千人いる内の6人程度といわれますが、遺伝子レベルでいうと全ての人間が何らかの異常を持っているといわれています。

生まれた時に健常児として生まれたとして、その生涯を何の病気も障害も持たずに終える人は何人いるでしょうか。
何らかの障害や病気を持ちながらの人生は不幸なのでしょうか。
診てもらっている医療機関で出生前診断の情報を提供してもらったり、こちらから出生前診断のことを訊かなければ知らされなかったりと医療機関によってまちまちのようですが、ご夫婦でよく相談されて決めることが大切です。

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